美知恵さんの告白『名前以外は全て本当のことです』7
「よし。じゃあ、お前もう帰れ!3時から約束あんだよ」
立ち上がった先輩が私の背中を軽く蹴りました。
よろよろと私も立ち上がりました。
張り直したガムテープが陰毛を引っ張りながら剥がれそうでした。
先輩はもう一度ガムテープを持ってきてさらに上から何度か張り、しっかりと固定しました。
私に服を投げてよこし、「1分で着替えないと妊娠させっぞ」と言いました。
渡されたのはスカートとブラウスだけでした。
テープの痛みを庇いながら急いで着ました。
よろよろと隣の部屋へ行きました。
ゴミ箱にストッキングとパンツ・ブラが捨ててあります。
拾うかどうか迷っていました。
「汚ねーから捨ててやったよ。がばまんには人参入れてやったんだからそれでいいだろ」
「…ごめんなさい。ありがとうございます」
スーツのジャケットもなくなっていましたが、先輩に話しかけるのが怖くて何も言えませんでした。
私の手を引っ張り、体を玄関へ押し込みました。
バックを放り投げられました。
「ぐだぐだしてないで靴履けよ」
素足にパンプスを無理やり突っ込みました。
「ちょっと待て」
バックにレンゲとコンビニ弁当の容器を入れられました。
「ザーメン記念(笑)汚ねーからやるよ」
そして、布団をガムテープで丸め持ってきました。
「あとこのションベン布団。目の前ゴミ収集場だから捨てて帰れ。つーかお前これどうしてくれんだよ。布団2つあっからいいけど弁償しろよ!」
先輩は髪の毛を乱暴に掴んで左右に振りました。
「…ごめんなさい。ごめんなさい。あの……これじゃだめですか…」
私は財布から2万円出しました。
歓迎会で奢ってもらえることを知らず、会費が分からない不安から、多めに銀行から下ろしてきたお金です。
足りなかったら怒られると思ってびくびくしながら差し出しましたが、先輩はあっさりと受け取ってくれました。
とてもほっとしました。
「お前金持ちなんだな」
田中先輩に誉められたのは初めてで、なぜだか少し嬉しかったです。
「お前ケータイ番号教えてけよ」
「あ…はい…。あの…090-○○……です」
先輩はポケットから自分の携帯を取り出すと、番号をひかえていました。
そして『ションベン布団』を私に押し付けました。
そのままドアを開け、私を布団ごと外に押し出しました。
「またな」
バタンとドアが閉まりました。
私はよろけながら布団運びました。
ゴミの場所は本当に目の前にあり助かりました。
素足に黒のパンプス、よれよれの白いブラウス、就活から使っている黒いバックからはコンビニ弁当のゴミが出ていました。
ノーブラで弄られ過ぎて赤く腫れてる乳首が透けて見えていました。
顔も殴られたので少し腫れていたと思います。
先輩のご自宅から私の自宅まで13分程度。
出来れば走って早く帰りたかったのに、人参とガムテープのせいで変な歩き方しか出来ずいつもよりかなりかかりました。
平日の昼間なので、かなりの人が振り返っています。
恥ずかしくて、涙を流しながらうつむいて帰りました。
家に帰り、鍵を開け、部屋へ入ります。
鏡をみると、赤く腫れた頬と浮腫んだ瞼をした、疲れきった自分がいました。
服を全て脱いで、床に座り込みガムテープを剥がし始めました。
ベリ…バリ…と音がします。
陰毛がひっぱられて痛かったですが、少しずつ全てを剥がしました。
前を剥がし終わり、次におしりに巻かれた部分を剥がしていると、人参がごとりと落ちました。
「がばまん」の言葉を思い出しました。
あそこからでろでろの液体が出てきました。
私は弾かれたようにお風呂に入り、シャワーを捻ります。
初めは水が出てきましたが、構わず頭から浴びました。
シャワーをあそこに当て、先輩に教わったように力みました。
うんこをひりだすみたいに……。
一生懸命、無心で洗いました。
気持ち悪くなりながら口の中もソープで洗いました。
どのくらい時間が経ったか解りませんが、全身が洗いすぎでひりひりしたところでシャワーを止めました。
軽く体を拭き、そのままベッドへ倒れ込みました。
目を瞑ると、体がベッドにのめり込んでいくような感覚になりました。